[GHR]ジオン共和国

ジオン共和国が連邦に帰属していないことを示唆する文面がEBキャラクター大図鑑のティターンズの項にありました。
「ことに、連邦の管理が行き届かないジオン共和国の懐柔は、政府官吏に対する説得力を持っていた。」<EB No.13 キャラクター大図鑑II P.35>
連邦の管理が行き届かないという表現を考察していきたいと思います。
連邦がジオン共和国を管理できない理由が何か?ということです。
皆川ゆか氏を始めとする多くの方が仰る様に連邦に本当に帰属していたのだとしたら、連邦が管理できないという事態は考えにくい訳です。何故ならば、連邦政府とジオン共和国の関係は、アメリカ合衆国政府と州政府の関係と等しくなるからです。
合衆国政府が州政府の行き過ぎた軍事力を制限できるのは当然のことであり、管理が行き届かないという表現は相応しくありません。
逆に、アメリカ合衆国と日本の関係に置き換えてみると、アメリカ合衆国政府からの意向はある程度日本に行き届くものの管理が行き届かないことになります。つまり、この言葉は内政干渉を示唆していると考えられます。
また、ティターンズは連邦内のサイドに対してかなり強硬な態度をとっているのに対し、ジオン共和国に対しては「懐柔」を行っているという事実が、連邦内国家ではない証左になっていると考えます。また、この懐柔政策が、政府官吏に受け入れられた背景には、「連邦とジオン共和国の不戦条約」があると考えられ、不戦条約を結ぶ国家同士が「対等である」ことは自明の理です。不平等条約であっても「国家は対等」でありながらも、条約の内容が不平等であるが故に問題が起こる訳ですから、条約が結ばれた段階で「独立国家」として「対等である」ことは疑うべくもありません。
UC0087時点では、既にサイド駐留艦隊がサイド政府と密接な関係があり、連邦軍といえども一枚岩ではなく、一般的に連邦宇宙軍と呼ばれている独立機動艦隊とサイド駐留軍が別組織であることも、たびたび指摘していますが、この時点で、サイド駐留艦隊はサイド軍と呼び変えてもおかしくない状態になっていたと考えることが可能です。(とはいっても名目上は連邦軍であることに変わりはありませんが)
更に、ジオン共和国は連邦に内政干渉をしない訳ですから、「連邦政府が反乱分子として認定しているエゥーゴと戦うことは条約違反ではない」ことになります。
ジオン共和国は、独立していた。
これは最早まぎれもない事実です。
そして、UC0100、ジオン共和国は自治権を返還し、地球連邦政府に帰属します。
UC0058から42年間のジオンの独立抗争はここに幕を閉じることになった訳です。

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テーマ : 機動戦士ガンダムシリーズ - ジャンル : アニメ・コミック
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