[GHR]地球連邦政府(1)議会

地球連邦の成立と宇宙移民史については前回ざっと考察したので、今回は、地球連邦政府ってどいう政治形態でどういう組織があったの?という点を考察してみたいと思います。
イロイロな資料にあたると殆どが「地球連邦軍」の組織について触れているものの、連邦政府を判りやすく解説している資料はありません。
そこで、イロイロな状況から推察できるものを列挙していきましょう。
地球連邦政府議会→総会という言葉が使われていることから国際連合そのものが議会として成立したと考えられます。戦略戦術大図鑑などでは上院と下院に分けられていますが、これは常任理事国と非常任理事国を上院として、それ以外の国を下院として当初は設立されたということではないか?と思います。
ただし、それだと下院に理事国の意志は反映しないので、下院にも理事国の代議士は入ったことと思われます。
この上院と下院を併せたものが総会にあたり、日本の国会やアメリカ合衆国の議会、イギリスの議会と似た様な体制であったでしょう。
当然ながら議会は立法府であり、政府(行政府)から独立しています。
地球連邦政府は当初、強権的な性格ではなく、調整役的な立場を求められていた関係上、大統領制ではなかったと考えられます。どちらかというと、議員指名内閣制であったのではないか?と考えられます。
アメリカなどの国家では大統領選挙が行われ、直接選挙と間接選挙の二段階によって国民から選ばれますが、議会指名内閣制であれば、政党内の調整役として相応しいからです。
国家体制が地球規模にまで拡大したことでより直接選挙が難しくなりインフラや費用対効果という部分もあって、議員指名内閣制であったと考えられます。
これは作中、一度も「大統領」とは言われず、「首相」とだけ言われていることも証左として挙げられます。
では、立法府と行政府がどうして同一視されているかは理解しやすいかと思います。
アメリカなどは議会よりも大統領=政府の権限が強く、強権発動がしやすい国家体制であるといえます。ところが、イギリスや日本は議会の力の方が強く、政府が強権発動がしにくい体制である為、議会=政府という雰囲気があり、行政府と立法府が別の機能となっていないということが挙げられます。
アメリカなどでは立法府による立法が多いのに対して、日本では行政府からの法案がかなり多く出されている現状があります。これは、立法府が立法機関ではなく、立法判断のみの機関となっていて、官僚支配の体制に堕しているとも言えます。地球連邦政府の体制は非常にこの状態に似ており、絶対民主主義という富野御大の言葉が55年体制への皮肉と考えられるからです。
ではこの絶対民主主義という言葉の意味を考えてみましょう。
絶対民主主義という言葉は「政府および議会が全国民の意思を代弁している」と考えることができます。いわゆる一党政治がこれに当たると考えられます。
通常の一党政治は「圧倒的多数の議員を抱える政党とその他の政党」ですが、地球連邦政府は「完全一党政治」であったのではないか?と考えられます。当初こそ、旧国家首相などが代議士として議会に参画していたと考えられますが、地球連邦政府は人材を軍にもとめていた様子が伺えます。
それは、「国家人種言語の枠を超えた組織」が地球連邦軍以外に存在しないからです。
地元に密着した議員は土地毎のしがらみや旧世紀遺物である国にまとまっており、これらをいつまでも残したままで居ることは、地球連邦政府にとって得策ではありません。
そこで、地球連邦政府は、「票田の枯渇」を行います。
統合紛争地域を優先的に移民させることで、その地域の代表は「票田を失う」からです。そこに軍人出身の政治家を送り込むことで、軍組織の票田を持つ代議士が当選するという図式です。
また、スペースコロニーには自治権を与えていますが、議会への参加をさせている様子はありません。これは、スペースコロニーの設置に対してサイドを州ではなく市や郡レベルの地方自治体として設定し、植民地支配体制を行ったからではないか?と考えられます。地球人口が多数派だったときのままの政治機構で、宇宙に進出した人類を統治しようというのはどだい無理な話であり、その軋みはUC0040年代に「エレズム」となってスペースノイドに蔓延し、独立への機運を高めてしまう結果へと繋がります。
地球連邦政府は当初、強権的な性格ではなく、調整役的な立場を求められていた関係上、大統領制ではなかったと考えられます。どちらかというと、議員指名内閣制であったのではないか?と考えられます。
アメリカなどの国家では大統領選挙が行われ、直接選挙と間接選挙の二段階によって国民から選ばれますが、議会指名内閣制であれば、政党内の調整役として相応しいからです。
国家体制が地球規模にまで拡大したことでより直接選挙が難しくなりインフラや費用対効果という部分もあって、議員指名内閣制であったと考えられます。
これは作中、一度も「大統領」とは言われず、「首相」とだけ言われていることも証左として挙げられます。
では、立法府と行政府がどうして同一視されているかは理解しやすいかと思います。
アメリカなどは議会よりも大統領=政府の権限が強く、強権発動がしやすい国家体制であるといえます。ところが、イギリスや日本は議会の力の方が強く、政府が強権発動がしにくい体制である為、議会=政府という雰囲気があり、行政府と立法府が別の機能となっていないということが挙げられます。
アメリカなどでは立法府による立法が多いのに対して、日本では行政府からの法案がかなり多く出されている現状があります。これは、立法府が立法機関ではなく、立法判断のみの機関となっていて、官僚支配の体制に堕しているとも言えます。地球連邦政府の体制は非常にこの状態に似ており、絶対民主主義という富野御大の言葉が55年体制への皮肉と考えられるからです。
ではこの絶対民主主義という言葉の意味を考えてみましょう。
絶対民主主義という言葉は「政府および議会が全国民の意思を代弁している」と考えることができます。いわゆる一党政治がこれに当たると考えられます。
通常の一党政治は「圧倒的多数の議員を抱える政党とその他の政党」ですが、地球連邦政府は「完全一党政治」であったのではないか?と考えられます。当初こそ、旧国家首相などが代議士として議会に参画していたと考えられますが、地球連邦政府は人材を軍にもとめていた様子が伺えます。
それは、「国家人種言語の枠を超えた組織」が地球連邦軍以外に存在しないからです。
地元に密着した議員は土地毎のしがらみや旧世紀遺物である国にまとまっており、これらをいつまでも残したままで居ることは、地球連邦政府にとって得策ではありません。
そこで、地球連邦政府は、「票田の枯渇」を行います。
統合紛争地域を優先的に移民させることで、その地域の代表は「票田を失う」からです。そこに軍人出身の政治家を送り込むことで、軍組織の票田を持つ代議士が当選するという図式です。
また、スペースコロニーには自治権を与えていますが、議会への参加をさせている様子はありません。これは、スペースコロニーの設置に対してサイドを州ではなく市や郡レベルの地方自治体として設定し、植民地支配体制を行ったからではないか?と考えられます。地球人口が多数派だったときのままの政治機構で、宇宙に進出した人類を統治しようというのはどだい無理な話であり、その軋みはUC0040年代に「エレズム」となってスペースノイドに蔓延し、独立への機運を高めてしまう結果へと繋がります。

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テーマ : 機動戦士ガンダムシリーズ - ジャンル : アニメ・コミック
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