[GHR]ユニコーンに描写される共和国への違和感

ユニコーン(以下UCと略す)がアニメ化されるに従い、ジオン共和国の独立が公式化することは喜ばしいことなのですが、現在、福井氏が書き進めているジオン共和国の戦後日本にオーバーラップしすぎな点が非常に違和感を抱かせます。
これだと、のちのVガンダムに繋がる「コロニー戦国時代」の予兆を感じなくなってしまうんですよ。
特に、ジオン共和国の戦後がまるで「国家主権を停止されていた時期がある日本」と同様になってしまう点です。
MSVの設定では、UC0081には「相互撤兵」されたことが記述されているので、連邦軍の駐屯はありえません。逆に、主権国家が自国の軍事力があるにも関わらず他国の軍事力をアテにする必要があるとは考えにくい訳です。
戦後日本は憲法における「戦争放棄」によって、軍事力を放棄しました。
しかし、それではアメリカがその軍事力を負担しなければならないという「経済的な理由」から、「朝鮮戦争」にかこつけて日本に「警察予備隊」を編成させ、保安隊に昇格、後に自衛隊とすることになる訳ですが、UCではジオン共和国軍がその道筋のまま国防軍となったように描かれていますが、首を傾げたくなる最大の違和感でした。
私が考えるに戦後のジオン共和国は、ザビ派がその支柱を失うとともに勢力を縮小し、共和派が勢力を伸ばしつつも、独立派(=旧共和派、ダイクン派)と親連邦派に分裂したであろうということです。このことは誰でも予想しうることであり、民衆の支持がどちらにあったであろうか?という点で、首を捻りたくなるのです。人類にあれだけの戦禍をもたらして独立した者たちが、あっさりと主権を放棄するような国政を行うであろうか?ということです。
ザビ家がいなくなったことで、ザビ家に恭順の意を表していた共和派や独裁者に反対するだけで満足していた野党が勢力を伸長することは明らかですし、かといって、あっさりと親連邦派が政権を握れるだけの勢力を確保できたとは思えません。
ジオン共和国の主権は停止されておらず、厳然として国家として存続しているのですから。
つまり、戦後日本のような歩みには到底なりえないというのが私の結論です。
ジネンマンたちの活動動機をより明確化するためと、風の会とネオ・ジオン、ミネバ派との明確な差別化をするためだけの演出のために貶められた気がしてなりません。
少しだけ残念ではありますが、私は「河森イズム」な人なので、UCはあくまで「福井氏がガンダムの真実の歴史を小説化したもの」と位置づけ、そこから導き出される文字情報を真実とするのではなく、演出された事実であると捉えて、今後の考察の論拠としていきたいと思います。
敗戦の責任を負って総辞職したダルシア・バハロ首相はその後、復権しなかったのか?というのも大変に興味のあるところです。別に首相を辞任したからといって、再度国政を執ることもできたと考えられる訳です。彼の息子が、UC0096で国防相に就任していることから考えると、ダルシア・バハロはその後も共和派の領袖として君臨したと考えられ、ジオン共和党とでもいうべき政党の首魁であったのではないか?とも想定できる訳です。
逆に、親連邦派は民主党とでもいうべき党派を打ち立て、事実上共和派とは一線を画し、ジオンの独立を破棄させ、徐々に共和国解体への道をさぐっていたのではないか?と考えられる訳です。
こうした政治的な動きと、ジオン共和国の独立が地球圏経済の中における不利性(関税など)を生じさせている現状を鑑みて「独立を放棄する」という国民の同意がもたらされたと考える方が自然であり、それは、逆にスペースノイドの自主独立性が薄れたのではなく、地球連邦国内における平和状態と地球と宇宙の乖離がより進んだ形で、最終的に地球連邦が宇宙に拠点を移すことで、コロニー戦国時代への幕開けとなるのではないだろうか?ということな訳です。
逆に、親連邦派は民主党とでもいうべき党派を打ち立て、事実上共和派とは一線を画し、ジオンの独立を破棄させ、徐々に共和国解体への道をさぐっていたのではないか?と考えられる訳です。
こうした政治的な動きと、ジオン共和国の独立が地球圏経済の中における不利性(関税など)を生じさせている現状を鑑みて「独立を放棄する」という国民の同意がもたらされたと考える方が自然であり、それは、逆にスペースノイドの自主独立性が薄れたのではなく、地球連邦国内における平和状態と地球と宇宙の乖離がより進んだ形で、最終的に地球連邦が宇宙に拠点を移すことで、コロニー戦国時代への幕開けとなるのではないだろうか?ということな訳です。

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テーマ : 機動戦士ガンダムシリーズ - ジャンル : アニメ・コミック
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